高速道路で追突されるという経験をしたので、同じような事故にあった方向けに簡単にまとめておきます。
多分、相手方次第みたいなところは多分にあるかと思いますが、比較的軽微な事故であれば今回の知見を多少活用できるのではないかと思います。
まあ、実際に事故に遭ったときには動転してそれどころではないでしょうが…。
事故発生から110番まで
被害者の立場から実施すること
正味、何が何だかわからない状況で動転しますが、一旦、実施することは以下の通りです。
- とりあえず、ハザードをたいて道路脇に寄る
- 相手のナンバーを確認する
- 加害者の連絡先を確認する
- 110番する(加害者がやってもよい)
尚、危ないので基本的には外に出ない方が良いのですが、加害者との意思疎通を取るために外に出ないといけないタイミングがあります。
高速道路は道路脇であろうとマジで危ないので、外に出る場合は気を付けて外に出ましょう。
尚、2車線とか1車線で道路脇が狭い場合、走行可能で加害者が付いてくるのであればハザードランプを付けたまま、最寄りのPAや少し広い場所に移動しても問題ありません。
(後述の通り、移動したことを警察からとやかく言われることはなさそうですし、むしろ、警察からは安全のために移動することを薦められます)
加害者の立場でやるとよいこと
今回は被害者の立場でしたが、加害者にしてもらって良かったことを以下に書いておきます。
正味、自分がいつ加害者になるかわからんので、加害者になった場合に備えて、ある程度行動をシミュレーションしておいたほうが良いかもしれません。
- ハザードをたき、相手車の行動に合わせる
- 連絡先を伝える(逃げないことを明示)
- 110番する(被害者がやってもよい)
加害者になった場合は、相手車の行動に合わせて行動するのが重要です。被害者側から見ても、加害者の車両が逃げな素振りであればかなり安心します。
道路脇などに停車したあと、被害者に対して連絡先を提示して、逃げる意思がないことを明らかにします。
基本的にはナンバーを控えられると思うので、+αになりますが、連絡先を早めに提示されると、被害者側としてもかなり安心します。
その後、110番をどちらからするかの意思交換をし、110番をします。
(なお、被害者側に人的な被害がなければ、被害者側からしてもらったほうが、無難かとは思います)
110電話時・警察到着までのポイント
電話時に伝達する事項
110番で質問される内容は以下のような点になります。
- 事故発生場所
- けがの有無
- 自車の特徴(車種+色or車の形+色)
- 相手車の特徴(車種+色or車の形+色)
特に場所はカーナビ任せで走っている場合わからなくなりがちなので、車の中でカーナビの住所をもとに説明するのがよさそうです
(僕は外で電話かけたので、全然うまく伝えられず、もたつきました)
カーナビで住所が確認できない場合、高速道路であれば周囲に「XX.X㎞」といった小さな看板が設置してあり、どのポイントにいるかを連絡出来るようになっています。それを探して伝達しましょう。
尚、走行可能であれば、この時点で「XXPAがこの先にあるので、そこで待っててくれ」等の指示があります。
高速道の場合、高速道上での待機はリスキーなので、移動可能な場合は移動が促されるようです。
警察到着までにやっておくべきこと
110番するとあとは警察を待つばかりになります。
が、警察がいかに優秀とはいえ、高速道の場合はそれなりに時間がかかるので、警察到着までに以下のような事項についての確認と、関係各所への連絡を行っておくとスムーズです。
- 事故の発生状況の思い出し
- 体の痛みの有無の確認
- 警察に見せる車検証や免許証の準備
- 自分の保険会社への連絡
- 事故相手との連絡先交換
- 相手の保険会社名の確認と連絡状況の共有
- 家族への連絡
警察が到着すると聴取が始まります。ある程度事故発生状況を正確に伝えられる方が望ましいので、なんとなくで良いので発生時の状況を思い出しておきます。
また、事故発生直後は体の痛みを感じていなかったりしますが、初動対応が終わり、少し時間が出来たタイミングで体の感覚を冷静に察知すると「あれ?腰痛いな?」等の感覚が出てきます。
警察や相手方保険会社等に言うべきことは言っておいた方が望ましいので、カラダの調子はこの辺で確認しておくと良いですね。
自分の保険会社への連絡も、このタイミングで済ましておくと、何となく落ち着きます。
なお、保険会社の連絡先番号は必ずアナログな方法で持っておいたほうが良いです。
ネット経由で情報を手元で持っていても、電波が悪い場所で事故が起きた場合、困ってしまいます。
ちゃんと車検証などと一緒に保険会社の事故受け付け窓口電話番号ぐらいは入れておきましょう。
(保険会社提供の呼び出しスマホアプリなどもありますが、電波が弱い場所だと無用の長物になります…)
警察到着~検証終了
警察の事情聴取
警察が到着すると、加害者あての聞き取り、被害者あての聞き取りが行われます。
双方の主張を個別にきくので、嘘のないように、率直に事故発生当時の状況を伝達します。
聞き取りで尋ねられることは、以下のような点です。
- 事故発生の時間・場所
- 走行時の状況(通常走行か、車線変更など動作時か、何㎞ぐらい出ていたか)
- どのような接触事故だったか
- 体の調子はどうか
- 車の破損部分はどこか
双方の主張を聴いたうえで、警察が内容を整理し、事故発生の証明が渡されます。
いつどこで発生したか、所管の警察はどこかなどが記載されている紙なので、なくさないように車検証とともにしまっておくと良いです。
目立った外傷がない事故の場合、これで一旦完結し、あとは相手方保険会社との相談になります。
事故の発生状況次第で、保険会社との相談事項は色々あるかと思いますが、100対0の場合でも自分の保険会社からもある程度一般論の範囲でサポートしてもらえますので、活用しましょう。
事情聴取・検証終了後はやれることあまりない
基本的に、走行可能な状態の場合、何かその場で出来ることはあまりありません。
そのため、相手方が保険会社に連絡していることを確認し、相手方の連絡先も交換できていれば、警察の検証終了後、解散になります。
が、だいたい気持ちが動転しているので、PAなどで少し一息ついてから出発するのが望ましいですね。
(思っている以上に平常ではいられないので…)
解散後
解散後は、自分が被害者であれば、相手方保険会社からの連絡を待つ形になりますが、時間帯や曜日によっては翌日の連絡となります。
いつ保険会社の担当者から連絡があるかは、加害者が保険会社に連絡をした際にわかるので、加害者に確認しておきましょう。
尚、目立った身体的外傷がなく、痛みもそこまで大きくない場合、当日中に必ずしも病院にかかる必要はないです。
数日中にかかる病院を決めて、病院に行く形で問題ありません。(保険会社からは、最悪でも10日以内の初回受診が推奨されます)
また、車の破損に関しても、走行可能な範囲であれば、ディーラーなどへの修理依頼は翌日以降でも特段問題はないです。
ディーラーへの連絡できればする、連絡できない時間帯であれば翌日以降の連絡とすることで問題ありません。
思ったよりも全然何も終わらない状態で事故当日が終わりますが、とりあえずそんなものようです。いやー、大変ですね…事故…。
(翌日以降の100対0の追突事故の後処理対応は別途記事にします…)