以前から気になっていた「埼玉県立こども動物自然公園」(名前が覚えづらい…)に行ってきました。
「カンガルーが近くて良いぞー!」とうわさはかねがね…という状態だったのですが、いやぁ、素晴らしい動物園&公園でしたね。
埼玉県立子ども動物自然公園のアクセス・料金
アクセス(東京からだと普通に遠いぞ)
埼玉県の川越の先、東村山市にあります。
東京からの距離感でいえば、神奈川県の海老名とか、千葉県の成田とか、それぐらいの距離感なので、東京からは普通に遠いです。
公共交通でのアクセス
公共交通の場合、最寄り駅は東武東上線の高坂駅で、バスで5分程度の距離にあります。
池袋からでも50分+バスなので感覚的には高尾山に行くとかそれぐらいの距離感ですかねぇ。
池袋まで出る時間とかを考えると1時間overの旅程なので距離はかなりありますね。
自家用車・レンタカーでのアクセス
車だと最寄りの高速ICは坂戸スマートICか鶴ヶ島ICになります。
高速を降りてから現地まではだと15分~20分程度ですかね。
東京の城南・城東あたりからだとトータルで1時間半ぐらい見込んでおけば着くのではないでしょうか。
早ければ1時間ちょいでだけど、なんだかんだ渋滞しやすいからなぁ…。
まあ、普通に時間が読み切れない程度には遠い場所ですねぇ。

坂戸スマートICは古いナビだと出てこないので注意。
アクセス | 埼玉県こども動物自然公園 | 公益財団法人埼玉県公園緑地協会
駐車場
公式駐車場はかなり余裕があるが渋滞に留意
駐車場は正面駐車場200台+東臨時駐車場で利用料金は600円です。
Twtter(X)の投稿を見る限り、臨時駐車場まで必要になることは稀な様子で、駐車が出来ない!ということはなさそうです。
一方で、駐車場は人力で料金徴収しているなど、全体的に動線が悪く、渋滞しやすいようです。
その辺、スムーズに入りたい場合は、開園時間の9時半をめがけていくのがいいのかもですねぇ。
(天気の良い日曜日だったので、11時着だとめちゃめちゃ混んでいました。)
非公式の民間駐車場もある(非推奨)
尚、非公式の民間駐車場が周辺にいくつかあり、現地住民が非公式の誘導活動を行っていたりします(看板に「臨時駐車場(民間)」と書いてあるのでわかる)。
少し安いし空いているのですが、トラブルになったときに大変そう&どうせなら動物園の収入になった方が良いので、利用しないほうが無難です。
料金はお安め(交通費が重いかなぁ)
県立なので、価格は大人700円、子ども200円とかなりお安めで助かります。
(これより安い動物園に上野動物公園とかあったりするのですが、あれはバグなので…。)
なお、時期によっては「いこーよ」などの遊び場紹介系サイトでクーポンの配布があり、団体価格まで下がるようです。
(今回はそちらのクーポンを利用。2月は来園者が少ない?)
とはいえ、そもそも東村山まで来る交通費が東京からだと相応にかかるので、料金の安さは相殺されてしまうかもです。まあ、仕方ないすねぇ。
見どころ
なぜか柵のないカンガルー・ワラビー園
最もオドロキのあるスポットはワラビー舎やクォッカアイランドなどの「柵が排除されたカンガルー・ワラビー園」ですね。
ワラビーは警戒心が相対的に強いので、とはいえそんなに近くにはこないのですが、カンガルーは完全に人を舐め腐っているので、道で普通に寝そべっています。
こんな近くにカンガルーいることあるかー?

人に囲まれてるのに、足を投げ出してリラックスした状態でよくいられるな…。
柵がないことで近くで細かい部分まで観察することが出来ますし、サイズ感なども実感を持って感じられるのはすごくいいですねぇ。
いや、性善説で運営しすぎな気もするのですが。
柵があっても全体的に間近で観察可能(ミナミコアリクイなど)
また、柵がある展示施設でも、網がなかったり、あるいは極端に近い場所にいたりなど、全体的に距離感がバグっています。
レアな動物が多いのもあるのですが、一般的な動物園と比較すると相当近くから観察できるので、他の動物園では流し見をするような動物でもいちいち長い時間見ていることができます。
うちの次女がちょうどコアリクイにハマっていたのですが、ミナミコアリクイがかなり間近で観察できてとても良かったですねぇ。

さすがにこれだけ近いと可愛さが強まる。
げっ歯類やミーアキャットなどの1種あたりの展示匹数がめちゃおおい
また、完全に柵やガラスで遮られているような動物であっても、基本的に展示匹数がやたらと多いので、どれかの個体はかなり近くで観察できます。
ミーアキャットとかもこんなに間近で観察できるかー?って場所にいる個体がいたりします。
チビフクロモモンガなどの本来観察しづらい動物ももうわけわからんぐらい数がいるので、とっかえひっかえ観察することができます。いいすねぇ…。
ハダカデバネズミとかもちゃんと寝室で肉のベッドになっている姿が観察できたりしますね。楽しい!
その他の良いポイント/注意点
「公園」なので普通に遊び場がある
動物園ではなく、動物自然公園なので、普通に遊具とアスレチックが結構な規模感であったりします。
特にアスレチックの充実具合は周辺にあるサイボクの森アスレチックと比較してもちょっと多いぐらいで結構すごい…。
近くに住んでたらアスレチック目的だけでも普通に来てもいいレベルですわ。
展示施設は魅力のわりに案外混んでいない
ちなみに、アスレチックに相当量の子どもが吸い込まれているのもあり、各展示施設は全体的にそんなに混雑していないです。
最近は結構混雑しすぎで見づらいケースもあったりするので、自然と空く構造になっているのは正直ありがたい…。
クソ広いので周回経路は考えたほうがいいかも
ズーラシアほどは広くない印象ですが、全体としてはかなり広さがあります。
また、カンガルーやコアラ、アスレチックがあるエリアと、げっ歯類や鳥類が展示されているエリアが正反対の場所にあるので、一部だけ見る、というのも難しいです。
幼稚園児などを連れている場合は、ルートをある程度考えたり、園内の移動手段(彩ぽっぽ号)の利用を検討したほうがよさそうです。

食事どころはリーズナブル。軽食の持ち込みも可
食事どころは500円前後でうどんや軽食が食べられるスポットがあり、案外リーズナブルな価格帯です(まあ、県立だしねぇ)。
また、軽食の持ち込みも可能なので、レジャーシートを持ち込めば広場で食事することも可能です。

レストランの食事はまあ価格なりの食事に見え、混雑もしていたので、お弁当を持ち込んで食べるのが一番楽しく過ごせそうな感じはしましたね。
(我が家は周辺エリアの飲食店にそのまま行ってしまいましたが)
全体
全体的に至近距離で主に豪州の有名生物を見ることが出来る施設で非常に良かったですね。
「上野動物公園」とは完全に別軸ですし、スタンダード寄りの「多摩動物公園」や「よこはま動物園ズーラシア」ともまた違う魅力があります。
動物園というジャンルが嫌いでなければ行く価値はかなり高そうです。
いやー、かなり満足感あったな。また行きたいすわ。