teke teke my life お出かけ編

teke teke my lifeの分室。主に子どもとのお出かけの記録です。

美ヶ原高原美術館(@長野)に行ってきたぜ(施設は古いが子連れでも楽しみやすい)

長野旅行で蓼科のビーナスラインを通ってきたので、ついでに美ヶ原高原美術館に行ってきました。
フジサンケイグループの提供、箱根彫刻の森美術館の親戚らしいです。

彫刻中心の展示ですが、そもそも美ヶ原高原の景観が強いので、美術がよくわからなくても楽しみやすいですね。
標高2000m近くと高いので、夏でもかなり涼しいのも良かったです。避暑向き。

立地が本当に良く、野外彫刻によるアクセントが楽しい。

アクセス・料金

アクセス

美ヶ原高原美術館は、長野県松本市にある美ヶ原高原の標高約2,000メートルの位置にあります。

ビーナスラインの松本側の終着点の方にあるので、ビーナスラインを進んでいくと自然とたどり着くのはありがたいところです。

尚、ビーナスラインは主に松本側から行くルートと諏訪湖付近から行くルートがありますが、旅程に合わせてルートを決めると良いですね。

美ヶ原高原付近の道路は2車線しっかりあるのですが、ヘアピンカーブが続きます。
速度を出したいバイカーも多いので、必要に応じて譲りながら行かないといけないのがちょっと大変です(いや、本来的には譲る必要はないのかもですが)。

赤の線が主な都市部へのルート。
松本側からが一番近いが、景観的にはビーナスラインを走破するのがベスト

ビーナスラインを往復するのはそれなりに大変なので、東京→松本→ビーナスライン→諏訪→東京のようなルートだと、ほかの観光地も楽しみながら行けそうです。

尚、駐車場は広々としており、平日だったのもありますが、スムーズに駐車できました。駐車料金は無料です(そもそも、道の駅併設)

料金

入場料金は大人1000円、子供700円、未就学児無料です。

公共美術館の常設展の価格に慣れると高く感じますが、民間美術館なのでこれぐらいの価格にはなりますかね。
ペンションなどに置いてあるガイドなどで1人あたり100円引きになるので、行くつもりがあれば持っていくと良いかと思います。

尚、スタンプラリーが100円で楽しめるのですが、目的があった方が子どもを動かしやすいので、入り口で台紙を購入するといいと思います。
ちなみに、達成報酬は缶バッチです。缶バッチかー…なんでスタンプラリーの報酬って缶バッチなんでしょうね。

行ってみた感想

野外彫刻の展示と景観のコラボが楽しい

美ヶ原高原美術館の魅力は、広大な自然の中に点在する数多くの野外彫刻作品ですね。
正直、彫刻はよくわからんのですが、屋外に点在する妙な彫刻を観つつ、景観を楽しむのはかなり好ましい体験でしたわ。

このシリーズ、箱根彫刻の森美術館でもみたような気もするな…

屋外で劣化しやすいからか、解説の記載がほぼないのはちょっと残念ではありました。
QRコードで読み取って解説とか見ないよなぁ…。

猫ひろし的な何かを彷彿とさせる「夜の戦士ジャガー」。
度肝を抜かれるので、全裸なのに気づけない。解説が欲しい。

こども美術館があるので、子どもも満足しやすい

「こども美術館」エリアは、小さな子どもたちのために設けられたスペースです。
ジャングルジムのような構造の遊具(作品)があったり、インタラクティブな展示が中心ですね。

ちょっと施設の老朽化感は否めないですが、かなり遊べる空間になっているので、子どもも満足しやすいでしょう。

いかにも面白げな遊具(作品)。小学生までしか入れない。

(尚、昇り降りする遊具がメインなので、子どもだけ置いて展示を観に行くアクションは困難です。さすがに危ない。)

屋内の展示で涼しく、大人が座れるスペースも多いのはありがたいですね。休憩スポットとしても有望。

夜の戦士ジャガー様も子供たちを見守っている。怖い。

園内が広くアップダウンがあるのでちょいしんどい。あと、古さは否めないかなぁ…。

美ヶ原高原美術館は、その広大な敷地が特徴であり、全ての展示を見て回るにはかなりの時間を要します。
自然の中を歩きながらの美術鑑賞は爽快で気持ちが良いのですが、アップダウンがあるのでちょっとしんどいですね…。

広大な空間が魅力だが、ちょっと広大すぎる感ある。そんなに代わり映えはしないし…

あと、施設の古さは否めない感じです。使われているフォントもなんだか古いし、施設もちょっとガタが来ている感じ。

立地が良いので楽しめるのですが、建物なんかはもうちょっと綺麗になったらいいですね。
屋内展示も展示物は面白いのですが、建物とのコントラストが…。いや、屋外はよく整備されているのですが…。

入り口の橋からしてガタが来ている。

お土産とミュージアムショップ

美術館の出口近くには道の駅が併設されており、長野の特産品やお土産を購入することができます。
子どもが買いたがるようなお土産は一通りそろっているのはありがたいところですわ。

ちなみに、東京方面にビーナスラインを通って茅野市側から帰る場合、長野県内のSAに寄る機会が実はなかったりします(長野県内のSAは諏訪湖SAがラスト)。なので、ここでお土産を買っておくのは良い選択肢です。

一方で、ミュージアムショップが実質的に存在しない点はイマイチですね。
通常、ミュージアムショップでは美術館独自のグッズや展示作品に関連したアイテムを購入できるものですが、美ヶ原高原美術館に行ってきたぜ!というアイテムが買えなかったのが残念でしたわ。

(まあ、ビーナスライン関連グッズがあるので、それはそれでいいんですけどね…)

この辺の彫刻のグッズとかあったらいいのになぁ…

全体

美ヶ原高原美術館は高原の中で彫刻を楽しむことが出来る環境で、非常に良かったですね。彫刻と高原の景色は非常に相性が良いですわ。

また、こども美術館はちょうど良い遊び場になっており、子どもも相応に満足できる場所です。その点、ビーナスラインの終着点として目指すのに向いた場所ですね。

また、高原なので、夏でも涼しいのは良かったですわ。避暑向きです。

高原の景色自体はビーナスラインの白樺湖周辺(というか霧ヶ峰)で楽しめるので、2回目行く機会を作るかというとかなり微妙ですが、一度行ってみるには悪くない場所でしたねー。

FFのラスボスみたいな彫刻。彫刻、美術的なことがわからなくても楽しみやすいのはいいですよね。