麻布台ヒルズで行われていたポケモン工芸展に友人と一緒に行ってきました。

全体としては、前半は若手、後半は人間国宝クラスの大御所がポケモンを題材に制作をされたものが展示されている感じですね。
若手制作者はポケモンへの解像度がかなり高め。
一方、後半の人間国宝クラスの方々は「ポケモン今回初めてプレイしました」レベルのプリミティブなインスピレーションを元に制作していたりして、なかなかカオスだったのは良かったですね。落差がすごい。
ちなみに、友人はポケモン金銀ぐらいまでしかやっていませんでしたが、それぐらいでも概ね大丈夫そうでした。
もちろん、ソードシールドぐらいまでやっているとベストではあるのですが。
場所と入場料、予約
場所は麻布台ヒルズギャラリー。概ね神谷町が最寄り
開催場所は東京タワーの近隣の麻布台ヒルズです。概ね神谷町が最寄りですね。
虎ノ門とか六本木とかからもいけなくもないですが、交通の便とか考えるとだいたい神谷町になりそうです。
個人的に割と土地勘があるエリアではあったので、懐かしいなーと思いつつ、思ったよりビル増えてんな…とか思ったりしていました。
入場料は1600円ぐらい。基本的には入場時間を予約していく形
入場料は前売りチケットなら1600円、当日チケットなら1800円です。
高いような安いような価格帯ですが、内容は結構充実しているので最終高くはねぇかなぁ…という金額です。
基本的には予約入場になるので、前売りチケットをWebで購入していくことになるでしょう。
以下の麻布台ヒルズギャラリーの公式サイトから予約することができます。
実際に行ってきた感想
思ったより混雑していなくて快適ー
各時間の入場者が決まっている枠方式なので、予約していけば、休日でも特に問題なくすっと入れて、そんなに混雑もしていなかったのは良かったですね。良運営。
まあ、入場の並びからしばらくはそれなりに混雑感はあるのですが、実際のところ、ポケモンというテーマのわかりやすさもあり、じっくり眺めて見る感じになるので、十分快適に過ごせます。
解説のプレートなども充実していて◎
作品の解説についても、作者と技術と意図がわかるような作品の解説プレートが各作品ごとにきちんと付与されており、わかりやすかったのはありがたいところでした。

いや、音声案内きかないと解説なしみたいな美術館結構多いからなぁ…。
あれ、音声の速度が苦手なぼくはあまり好きではありません。
それぞれの製作者が持っている工芸技術自体の解説も一定量あり、友人と「これはこういう技術でこの辺に工夫があるんだってよ」「へぇー」みたいな会話をしながら歩くのは中々に楽しい時間でした。
作品自体も面白いものが多くて良き
作品自体も、ポケモンのモンスターとしての側面、動物や昆虫としての側面、2次元的なキャラクターとしての側面、RPGとしての側面など、ポケモンを各製作者が自分の技術に合わせて解釈をして作品に落とし込んでおり、いずれもとても面白く見れましたね。
どうしてもメイン展示がモンスターっぽいフシギバナだったり動物っぽいブイズだったりするので、そういう方向の解釈ばかりなのかなぁ…と心配にならなくもなかったですが、だいぶ杞憂でした。面白かったですわ。
人間国宝クラスの方に関しては、70歳で初めてポケモンに触れた感動みたいなものを自分の技術で表そうとしてた結果、シュールな笑いになってしまっているケースもあり、それはそれでなかなか面白さがありましたねぇ。
まあ、一部ほとんどポケモン関係ねぇじゃねぇかといったような作品もあったりはしますが、それは製作者が自分の色を出したかった結果んですかね。
まあ、さすがにちょっとこれはひどいなぁといったような作品もあるにはありましたが…。
↑「かげうち」なんかはわざフォーカスで無理やり感ありましたが、工芸品としてはめっちゃ面白かったですねー。
展示内容以外
物販充実してるのも良かった
物販についても充実しており、とりあえず一通りある感じで良かったですわ。
ぬいぐるみんどそれなりの価格帯のものから、千円未満で購入できるマグネットやポストカードなどもあり、ちょうどよいお土産が何か見つかりそうな感じでありました。
ぼくは個人的に観光地やイベントのマグネットを収集しているのですが、最近はあまりお土産どころに置いていないんですよねぇ…。
まあ収益性が悪そうですし、あんまりマグネットを欲しがる人も最近多くなさそうなので仕方のないところだとは思っているのですが。
食事どころがないのがなかなかない点は難しいところ
「食事どころがない」と言うと、麻布台ヒルズ周辺ならいくらでもあるだろうと言われてしまいそうですが、神谷町周辺ってオフィス街なので、結構休日の食事処でちょうどいい店は多くないんですよねぇ…。
麻布台ヒルズや六本木一丁目の商業施設内は全体的に価格帯がかなり高めですし…。
まあ別にちょっとした高いランチ位であれば、そんなに困るような年齢ででもないので、割り切って入ってしまう分には良いのですが…。
友人とふらっと店も予算も合意せずに何か食事をする感じのエリアではなかったので、その点ちょっと動きに失敗しましたね。
最初からどこで飯食うかとか決めておけば良かったぜ。
全体
いずれにしてもポケモン工芸展はかなり面白みもありました。
ポケモン世代の方友人と行くには話題にこと欠かさない展覧会ではあるので、久しぶりに誰かと会う時に行くには非常に良いのではないかと感じたところでございます。
開催期間はもう残り少ないですが、気になる方は行っておくといいんじゃないですかねぇ。楽しかったですよ。