teke teke my life お出かけ編

その辺にお出かけしてきた記録の保管庫。

DIC川村記念美術館が閉館になるので行ってきたのだ(土日はめちゃめちゃ混んでた)

DIC川村記念美術館がDIC株主からの圧に負けて(あるいは経営の判断で)縮小移転されることが決まったので、行ってきたので簡単にレポートしておきます。

いやぁ、混んでましたねぇ。

建物も含めて良い美術館なんだけど、立地が…

場所・料金

千葉の佐倉のあたりなのでかなり遠い

DIC川村記念美術館は千葉県佐倉市に存在します。だいたい、幕張から北東、成田方面に行ったあたりなので、普通に遠いです。

都心部からは車で高速道路使って1時間ちょい、一般道だと2時間ぐらいですかねぇ。

高速出口からのアクセスは良いので、高速を使うと円滑に到着します。高速料金は片道2000円程度見積もっていれば十分足りると思います。

尚、道路自体はバイパスが多いので一般道で行ってもそんなに時間がかからなそうに見えますが、交通の要所要所の交差点で渋滞が発生するので、なんだかんだ時間がかかります。

自家用車でない場合は、高速バスか佐倉or京成佐倉から無料バス

バスも東京駅からの高速バスが片道1450円で出ていたり、最寄り駅から無料バスが出ていたりします。

交通アクセス | DIC川村記念美術館

ただ、高速バスは本数が少なく、最寄り駅からのバスも片道30分と結構かかるので、車が調達できるなら自家用車で行った方が楽ではあります。

料金は大人1800円、大学生1600円、高校生以下無料

美術館の入館料は大人1800円、大学生1600円です。高校生以下無料なのはありがたいすね。

収蔵品や建物・庭園のクオリティを考えるとまあそれぐらいしてもいいかな、という感じではありますが、それなりにお値段がする感じはりますね。

割引される手段はDICの株主優待絵葉書ぐらいしかないのですが、メルカリなどでもだいぶ高騰している(2名分で2000~2400円前後)であり、トラブルとかも考えるとまあ普通に行ったらいいのかなぁ…という感じですね。

展示品

レンブラント、モネあたりが有名どころ

歴史のある大企業(しかもインク製造会社)の収蔵物でもあり、収蔵物のラインナップは有名どころでレンブラントの「広つば帽を被った男」、モネの「水連」などがあります。

レンブラントの「広つば帽を被った男」はギャラリーフェイクの初期の巻でも出てきますね

(「田舎の美術館」にある設定なのがまあ…)

マーク・ロスコの壁画、コーネルの箱、その他抽象画も目玉

また、抽象的な作品も多くあり、マーク・ロスコの壁画専用の部屋「ロスコルーム」やコーネルの箱などは代表的ですね。

HPの主なコレクションの記載ページがかなり充実しているので、事前に読み込んでおくと◎です。

主なコレクション | DIC川村記念美術館

館内は撮影禁止なので注意

尚、館内は撮影禁止なので注意が必要です。

結果、庭園ばかり撮影することになる。景色は最高なんよなー

実際の混雑度

土曜日に行ったけど、めっちゃ混んでる

昨年平日に伺った際は各部屋に自分たち+αぐらいしかいないような状況でしたが、さすがに閉館が決まったからか、都心部の有名美術館並みの混み方です。

特に入ってすぐのモネの睡蓮とかはすごい混み具合です。一方で、その先のレンブラント以降は抽象度が高まる感じなのでそんなに混雑感はないですね。

高速バス到着の12時頃が混雑のピークな感じはするので、少し早めに行ったほうが良さそうです。

駐車場もいっぱいだった

尚、自家用車だと、タイミングによっては駐車場がいっぱい、ということもありそうです

(10時に到着した時点で第1駐車場は満車、第2駐車場は半分ぐらいの埋まり方)

ミュージアムショップの在庫がかなり減ってる

あとは、ミュージアムショップも大混雑で、飛ぶようにDIC川村記念美術館の収蔵品カタログ(ミュージアムショップ限定販売)が売れていたり、中々の大盛況でした。

2360円の大型書籍がバンバン売れていた。まあ、移転後はこの本はなくなるだろうしなぁ…

品物の補充をする間もなくレジが混雑している感じなので、やはり早めの時間に観覧して、ミュージアムショップでお土産…の方がよさそうな印象です。

(余談)レストラン

併設レストランは予約制。平日10時~の枠ならまだ空いているかも

併設のイタリアンレストラン「ベルヴェデーレ」は完全予約制になっています。2700円~のコース料理Onlyです。

前菜、パスタ(or主菜)、デザート、ドリンクのセットですが、どれも美味しく、DIC川村記念美術館の庭園を見ながら食事が出来るので、予約できるなら利用すると良さそうです。

レストラン | DIC川村記念美術館

茶室も来館後の予約制に。

茶室も来館後の予約制になっています。以前行った際はすごく景色が良かったので、空いてれば利用するのもありですね。

抹茶の味はよくわからんのよな…

食事どころは周辺にはあまりないが、庭園でキッチンカーが出ている

レストラン以外に周辺に食事処はあまりないですが、庭園にキッチンカーが来ています(土日だけ?)。

屋内の休憩所も併設されているので、混雑で利用できるかは別として、案外食事に困ることはなさそうです。

全体

収蔵品はどれもよく、建物も良く、レストランも美味い!というDICの大企業クオリティを味わえる施設でしたが、立地の悪さに勝てなかった感じですねぇ。

立地以外の問題はあまりないので、移転・閉館までに行ってみるのはよさそうです。