暑い日が続いているので屋内で子供を連れて行けるスポット、日本科学未来館に行ってきました。
初めてなので常設展だけですが、非常に良かったです。年間パスポート欲しいです。
アクセスと駐車場
アクセス
日本科学未来館はお台場エリアのテレコムセンター前にあります(船の科学館の先)。
いわゆるお台場の1番栄えているエリアからは徒歩15分位とかなり遠いです。
ゆりかもめではなくりんかい線を利用する場合、タクシーかバスを使わないと少し苦しい距離になります。
(昔はこの辺にお台場大江戸温泉があったのでシャトルバスが走っていたりしたのですが、今はもうありません。)
駐車場
日本科学未来館の地下にタイムスが運営している駐車場があります。
1時間あたり440円と結構高いですが、上限料金が1660円と比較的リーズナブルな価格のため、野放図に料金が高くなる事はありません。
交通案内 | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
周辺の道路も、道幅が広く迷うようなポイントもあまりないので、車で行くのは結構楽です。
近隣に少し安い駐車場がいくつかありますが、劇的に料金が変わるわけではありません。
空いていれば日本科学未来館の地下駐車場がおすすめです。
尚、施設利用時の割引制度ですが年間パスポート保有者のみ適用です。残念。
チケットと事前予約方法
チケット料金
大人630円・子供210円なので安いです。
チケットは各種割引サイト等で若干の割引が可能です(が、後述のとおり、オンライン決済できなくなるので面倒は生じます)。
企画展は1000円以上するので企画展まで見る場合には相応に料金はかかります。
常設展だけでもかなりボリューミィなので、企画展に強い関心がなければ、一旦常設展だけでもいいかと思います。
開館時間・入館料 | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
事前予約と当日の精算
チケットは事前に予約することが可能です(予約しなくても良いですが、推奨されています)。
規定料金でよければ、オンラインで事前決済の上、そのまま入ることができます。
オンライン事前予約・購入 | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
割引を利用する場合には、オンラインサイトでは割引を適用できません。来館予約だけして、当日に精算することになります。
当日に精算する場合、屋外の入館券販売所でチケットを購入する必要があります。
オンラインで購入してくることが前提となっている関係上、あまり窓口の数が多くないので、待ち時間は長めです。
加えて、現金使いたいのでオンライン決済しない派が多く、処理時間が結構かかったりします…
なお、窓口ではオンライン決済と同じように各種支払い方法が利用できるので、現金を持っていく必要はありません。
展示(常設展)
常設展は3Fと5Fで開催されています。
3Fから入っても5Fから入っても、相互に行き来ができるようになっているので特に問題はありません。
ただ3Fの方が未来逆算思考など、ゲーム要素のある展示が多くあります。
3Fの方が混む可能性が高いので、先に3階に行っておく方がお勧めです。
3階の展示(未来をつくる)
3階の展示は、未来をつくるがテーマで、ロボット・情報・イノベーションに関連する展示です。
日本科学未来館の代名詞でもある「未来逆算思考」や通信のパケットの動きを物理的に展示にした「インターネット物理モデル」など見栄えのする体験型展示があります。
未来逆算思考
「未来逆算思考」はhpである文化資本・技術資本をなくさないよう、進行ルートを設定し、生き残るゲームです。
正直、ゲームとしては正しいルートを通っても運に左右されるので、なんともですが、希望のある未来のためには技術・文化のいずれが欠けても到達できない、という設定はとても良いですね。
未来逆算思考 | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
インターネット物理モデル
そのお隣には、通信のパケットの動きを物理的に表現した「インターネット物理モデル」展示があります。
仕組みを知らない場合にわかるかというとなんともなのですが、知っていれば非常に面白いものになっています。
ITパスポートを学習をしてから見るのが良いかもですね。
インターネット物理モデル | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
計算機と自然、計算機の自然
他にも多数の展示があるのですが、一番気に入った展示は、「計算機と自然、計算機の自然」のコーナーの「「経験」と「法則」を繰り返す人類の物語」です。
画像・音楽・計算・移動・通信のそれぞれに焦点を当て、過去から現在、そして未来の姿を順番に見ていくコーナーになります。
画像や音楽など、トピックひとつひとつが相応のボリュームのある展示なのですが、いずれも秀逸です。
歴史のポイントをうまく抑えつつ、想定する未来も現実的にありそうなラインでありながら普段想像する未来よりも一歩先に進んでいて、非常に面白い展示になっています。
子どもがいたのでじっくり見ていられなかったのですが、時間があればもっと観たかったですね。
素晴らしい展示でした。
計算機と自然、計算機の自然 | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
5階の展示(世界をさぐる)
5Fの展示のテーマは「世界をさぐる」で、宇宙・地球・生命に関連する様々な展示があります。
こちら、国際宇宙ステーション
3Fから移動して、最初に目を引くのは「こちら、国際宇宙ステーション」の、宇宙居住棟の展示です。
展示自体が再現された居住棟に入る形となり、トイレや宇宙食などを見ることができます。
それらも宇宙の不自由さが良く分かる展示なのですが、展示映像で実際に宇宙飛行士が不自由さを楽しみながら過ごしている姿が見られるのも面白いですね。
こちら、国際宇宙ステーション | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
ぼくとみんなとそしてきみ
絵本風の「ぼくとみんなとそしてきみ」のコーナーでは人間の社会的な性質について科学します。
5Fの展示の中ではかなり子どもが楽しみやすい展示なのですが、大人こそ自分たちの社会的動物っぷりを身を持って実感しているので、なおさら実感として面白く、考えさせられるところがあるかもしれません。
社会の構成単位ガチャのコーナーとか、めちゃくちゃ面白いですね。
ぼくとみんなとそしてきみー未来をつくりだすちから | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
その他
他にも、先端医療や素粒子関連の展示など、それぞれとても面白く、見ていると時間がどんどん過ぎていきます。
食事について
7階にレストランがあります。周辺には土日に開いている店が多くないので、このレストランで食べると、進行がスムーズかもしれません。
時間が合うようであれば、終わった後お台場エリアで食事をするなりなんなりしてもいいかもです。
レストラン | 日本科学未来館 (Miraikan) (jst.go.jp)
近隣で車で入れるショッピングスポットとして東京ダイバーシティ東京などがあります。
結局混み合うのでオススメともなかなか言い難いところではありますが、近隣商業施設に足を運んでみるのもいいですね。
まとめ
やはり全体的に「なかなか対象年齢が高いなぁ」と言う感じは否めないですが、あまり難しく感じさせない努力は見えます。小学校低学年ぐらいから十分楽しめるのではないでしょうか。
技術や科学の発展に興味関心があれば、相当楽しめるスポットだと思いますね。
幼稚園児から楽しめるかというと若干何とも言えないところがありますが、親が解説しながらであれば、楽しむこともできるのではないかと思います。
駐車場代なども含めてトータルで常設展だけであれば家族4人で4000円位で楽しむことができるので夏のお出かけとしてはいいんじゃないでしょうか。
あと、HPの科学コミュニケーターブログはさりげにめちゃ面白いので、おすすめです。